卒園アルバムの印刷表紙では自分で写真やイラストを使ってデザインをすることができます。
今回はらくらく制作ソフトと画像編集サービスを使って、
園児の手描きイラストが手をつないでいるデザインの作り方をご紹介します。
※らくらく制作ソフトは卒園アルバムの制作にのみお使いいただけます。表紙のみの販売はしておりません。
目次
まずは園児に自身の似顔絵を全身で描いてもらいましょう。
真っ白の用紙では形も大きさもバラバラになってしまうので、テンプレートを用意しています。
下にあるリンクからダウンロードして印刷してください。
A4サイズで印刷し、半分に切ってお使いください。
色が淡い画材だと、背景の色味に負けて、イラストが薄くなってしまうので、できるだけ濃い色が出る画材を使うとGOODです。
◯:絵の具、マーカー、水性ペン、クレヨン
△:色鉛筆、クーピー
×:蛍光ペン、シール、ホログラムシール
描いてもらえたら、一枚ずつスキャナーを使ってスキャンします。
スキャナーが自宅や近くになければ、コンビニや写真屋さんにあるスキャナーとコピー機が一緒になったものを使いましょう。
詳しい使い方は取扱説明書や店舗の従業員に問い合わせましょう。
スキャン時の設定は「A4サイズ・カラー・写真」というような設定にします。
スキャンしたあとでパソコンの画像編集ソフトを使って人型に切り抜くのですが、方法がふたつあります。
A4の用紙をそのままスキャンした方がラクなのですが、
もし絵がテンプレートの枠から大きくはみ出していた場合、用紙をそのままスキャンしてしまうとパソコンで切り抜くことが難しくなります。
パソコンの操作に慣れている方であれば、それでもキレイに人型に切り抜けますが、不安な場合は先にハサミなどで紙を切り抜いておきましょう。
スキャンしたイラストを「PIXLR EDITOR(ピクセラエディター)」で開きます。
※こちらの記事で紹介しているピクセラエディターの使い方が古い場合があります。最新の使い方は下記の記事を参考にしてください。
※ピクセラエディターは外部サイトのため、使い方に関する電話・メールでの個別サポートは弊社では出来かねます。
開けたら、右側にある「レイヤー」パレットから「背景」の右側にある錠マークをダブルクリックします。
すると名前が「背景」から「レイヤー0」となります。
次に左側のツールパレットの左列側の3つ目の選択ツールをクリックして持ち替えます。
持ち替えたら絵の外側にある余分な白い部分をクリックします。
すると動く点線で白い部分が囲われるので、その状態でDeleteキーを押します。
すると白い部分だけが消えたらOKです。
一列選択に持ち替えて、動く点線を右クリックして「全ての選択を取り消し」をクリック。
すると動く点線が消えます。
そのまま一列選択ツールでいらない部分をドラッグして囲いDeleteキーで削除。
右クリックで「全ての選択を取り消し」をクリックします。
この手順を繰り返して余分な部分を消していきましょう。
今回は左上の「女の子」と「男の子」に加えて左下にグレーの線があったのでこれを囲ってDeleteキーで消します。
余分な部分が削除できたら、背景を透明な画像として保存しましょう。
ファイルメニューから「保存」をクリックしてでてくる保存の設定画面でフォーマットのプルダウンを開き「PNG(透過、フルクオリティー)」を選択します。
(フォーマットの右側にある▼をクリックするとプルダウンが開きます)
できたらOKをクリックして保存しましょう。
手の部分や服の部分が枠からはみ出しているイラストはパソコンでキレイに切り抜くのが難しくなります。
その為、先に用紙をハサミで切り抜いてからスキャンします。
(配置の際小さくするので少しのはみ出しは気になりません。)
ハサミで切り抜く基準としては2〜3cm以上はみ出してる場合です。
(1円玉の大きさが2cmなのでちょうど良いです。)
ハサミで切り抜いた形がそのまま最終的なイラスト素材となるので、慎重に切りましょう。
デザインナイフなどがあるとカンタンに切り抜けます。
文具店だけでなく100円ショップでも手に入れることができます。
また、デザインナイフ使用時は必ずマットを使用しましょう。
切り抜いたものがコチラです。髪型を残したまま、手や体をテンプレートの枠に沿って切り抜いています。
これを画用紙に重ねてスキャンします。
絵の中で使っている色と遠い色を重ねるとパソコンでの切り抜きがカンタンになります。
紫や黄色など派手な色を何色か用意しておきましょう。
こちらも100円ショップなどで色んな色が入った画用紙が入手できます。
PIXRL EDITORでの編集方法は用紙をそのままスキャンした場合とほぼ同じです。
まず右側にあるレイヤーパレットの「背景」レイヤーの右側にある錠のアイコンをダブルクリックして「レイヤー0」に変更します。
左のツールパレットから選択ツールに持ち替えます。
花火のようなアイコンです。
選択ツールに持ち替えたら色画用紙の部分をクリックします。
するとイラストの部分を囲うように点線が動きます。
その状態でDeleteキーを押しましょう。
このように黄色い部分が消えれば切り抜き完了です。
最後にファイルメニューの保存をクリックして、でてきた保存画面でフォーマットの欄をクリックしてPNG(透過、フルクオリティー)に変更します。
後は「OK」をクリックして保存しましょう。
これで先にハサミで切り抜き後のイラストの切り抜き編集は完了です。
らくらく制作ソフトへログインしたら、右上の「表紙・扉ページ編集」ボタンをクリックします。
編集画面が表示されたら次は背景です。
右側の背景パターン一覧から地球のものを選んでクリックします。
背景画面が地球になったら完了です。
下の画像アップロードボタンをクリックして、切り抜いた手繋ぎイラストをアップロードします。
この時必ずファイルの種類にある透過画像のチェックボックスをクリックしてチェックマークを入れておきます。
また、ファイル選択画面でShiftキーを押しながらクリック、ドラッグをすることで複数のファイルを選択できます。
複数枚選択している状態で開けばまとめてアップロードされます。
今回の様にアップロード枚数が多い場合は是非活用しましょう。
今回の例では、24人分のイラストを円形に並べていきます。
下に表示されているアップロードされた手繋ぎイラストをドラッグして、キャンバス上にドロップで配置していきます。
手繋ぎイラストの大きさ調整にはバウンディングボックスを使います。
手繋ぎイラストをクリックすると枠で囲われます。
その枠の角にある点をドラッグすることで大きさの調整が行えます。
キャンバスの中央にある赤い枠は、卒園アルバムの背表紙になります。
この枠の線で折れることになるのでここには手繋ぎイラストを配置しないようにしましょう。
※完成サンプルではキャラクターを配置しています。
配置の時は全員の人数を半分にして片ページずつに分けます。
24人なら12人ずつといった具合です。
その12人を順番に上から配置していくのもいいのですがそれだと最後に合わずにやり直しになることがあります。
全員の人数の半分の半分(24人なら6人)まで並べたところで地球の1/4以上になってしまったら大きさなどを調整します。
半分くらいまで並べたら下から配置すると調整がしやすくなります。
もし21人などの奇数の場合、10人と11人に分割して大きさを調整すれば、違和感なく並べることができます。
全員分の配置が出来れば完成です。
切り抜きに少し手間がかかりますが、実は意外とカンタンに作れるデザインですので、是非挑戦してみてください!
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