ご利用者さまの声voice

長年の注文継続の理由は、「先生たちに優しいから」

――今年もご利用いただきましてありがとうございました。アルバムを受け取ったみなさんの様子はいかがでしたか？

卒園式の日に保護者の方にお渡しするのですが、「素晴らしいアルバムでした」というお声をたくさんいただきました。中でも布表紙のしっかりした装丁が、思い出に残すのにぴったりと好評でした。

子どもたちにはご家庭でプレゼントとして手渡されている頃でしょうか。きっと笑顔で開いてくれていると思います。

――喜んでいただけたようで私たちも嬉しいです。夢ふぉとをご利用いただいて今年で15年目になりますが、長く選び続けていただいている理由は何でしょうか？

一番の理由は、先生たちにとってとても作りやすいことです。使いたい写真を選んで送れば、夢ふぉとさんがデザインしてくださって、それをチェックするだけで良い。写真を選ぶまではできても、実際に配置を考えるのは意外と時間がかかるんですよね。そこをお任せできるのは、本当に助かっています。

良いアルバムを作る秘訣は園と保護者と子どもたちとの関係性づくり

――アルバム制作で特にこだわっていることはありますか？

子どもたちの日常の様子がよくわかる写真を、できるだけたくさん入れたいと思っています。担任の先生が中心となって制作しますが、主任や私（園長）も一緒に「これを載せたいよね」と相談しながら進めています。

「子どもたちの日常」を何より大切に

特にIBKの特徴として大切にしているカリキュラム、「Learning Activity」と「Dramatic Play」の様子は、毎年必ず載せるようにしています。この2つはアメリカで始まった体験型レッスンで、日本では2006年に初めて私たちの園が導入しました。

「楽しくなければ教育ではない」というのが我々の信念です。

――確かにアルバムには自然な笑顔の写真がたくさんありました。これらの写真も先生方が撮影されたんでしょうか？

はい、すべて先生たちが撮影しています。日常の写真ももちろん素敵ですが、発表会やハロウィン、クリスマスなどの行事はやっぱり特別ですね。

例えば夏祭りでは、教室をゴーカート場に改装したり、先生たちが手作りのゲームを用意したりします。発表会では5歳児が英語で長いセリフの劇に挑戦するのですが、保護者の方は「うちの子、こんなに英語を話せるんだ！」と毎年驚かれています。

――園舎も広く、3階建てということで、行事も大規模に行われているのでは？

そうですね。普段は年齢ごとに過ごしていますが、朝のモーニングサークルでは3歳から5歳までが一緒に集まります。

遠足も1歳から5歳まで全員で出かけるんですよ。私自身の小さい頃の思い出が、親と一緒に行った遠足だったので、子どもたちにもそんな楽しい記憶を残してあげたいなと。

昔は現地集合でしたが、今はみんなでバスに乗って行きます。先生たちがレクリエーションやゲームを準備し、一緒に歌を歌ったりして、思い出に残る1日を過ごしています。

笑顔が教えてくれる、先生と子どもの信頼関係

――子どもたちの自然な笑顔には、先生方との信頼関係が感じられますね。

保護者の皆さんが我が子を愛おしい目で見るように、先生たちにも同じ目線で子どもたちに接してほしい。そうすれば、子どもたちも安心して楽しめると思うんです。

保護者の方が見学に来られると、「子どもたち、本当に楽しそうですね」とよく言われます。私たちにとってはそれが“当たり前”なのですが、他園と比べてより強くそう感じられるのかもしれません。

想いをカタチに残すアルバムを

――アルバムの仕様がとてもしっかりしていて、卒業アルバムに近い印象を受けました。構成や表紙へのこだわりなどありますか？

そうですね。基本的には昔からの形を引き継いでいるのですが、特に表紙は重厚感のある布表紙にこだわっています。とても評判が良いですね。

写真ページは8ページ構成で、その後に白ページを設けているのですが、ここには子どもたちと寄せ書きをしたり、後から撮影した写真を貼ったりしています。

たとえばクリスマス会や2月の発表会の写真はアルバムの入稿締め切りの関係で卒園アルバム本編には載せられないので、そういった写真を白ページに加えて園生活最後の思い出までしっかりと残せるようにしています。

長年のお付き合いで洗練された制作フローにより不満はまったく無し

――毎年デザイナー制作プランをお選びいただいていますが、ご自身で作るプランも検討されたことはありますか？

正直なところ、今の形に不満がないので、毎年同じプランでお願いしています。

他の業者さんを検討したこともないですね（笑）。とても満足しています。

夢ふぉとのアルバム制作担当のデザイナーに話を伺ったところ、「IBK様のアルバムは、担当の先生が的確にどの写真を使いたいかという要望を伝えてくださるので、とてもスムーズに原稿が完成します。園さんでアルバムの全体像や、アルバム制作の流れが完璧に出来上がっているんだと思います。」とのことでした。

人生といっしょに時を旅する夢が未来に届く

――『夢カプセル』を毎年ご利用いただいていますね。我々としては先生や保護者さんからのお手紙などを入れていただくような想定をしていたのですが、実際はどのように使われているのでしょうか？

卒園式で子どもたちが語る「将来の夢」のスピーチ原稿を丸めて入れています。

「将来なりたいもの」「なぜなりたいのか」「どんな仕事なのか」などを自分で書いて、卒園式で発表するんです。それをアルバムに残すことで、大きくなった時に自分の夢が叶ったかどうか見返してもらえたら。そんな願いを込めて、一人ひとりの未来の自分へのメッセージを丁寧に残しています。

すべて英語で書かれていて、スラスラと英語でスピーチするので、聞いている保護者さんも感動と驚きで泣いてしまう方もいるんです。

最近はYouTuberになりたいという子が多いですね（笑）。

「アルバムづくりは作業ではなく、想いです」

――夢ふぉとのサービスについて、ご要望やご不満があれば教えてください。

正直申し上げると、特に不満はありません。毎年同じフォーマットでお願いしていますが、とても満足しています。

理想を言うとすると、クリスマス会や発表会などの入稿締切後に撮影する写真も入れられたら嬉しいです。ただ、卒園式までにアルバムを渡したいので、やはり難しいですよね。

――そうですね。そこは我々もどうにか検討できないかなと思っているのですが、やはり卒園アルバムのような伝統的な製本方法のアルバムの場合、どうしてもお時間をいただいてしまいます。

――その他保護者さんからのご要望はありますでしょうか？

今まで一件もいただいたことがないんです。むしろ「こんな素敵なアルバムがあるんですね！」と喜んでくださる方ばかりで。

先進的な教育方針、そして愛情が詰まった伝統的なアルバムに

1歳から通って5歳までいる子も多いので、卒園アルバムはその子の集大成です。だからこそ、成長の過程や楽しかった思い出をたくさん残してあげたい。

だからアルバムづくりを作業とは捉えていなくて。

ただの作業であれば子どもたちの登場回数を数えて終わりになるところ、うちにはそういう想いがあるので、笑顔の写真を中心にどんな写真を載せるか、という部分もとても意識しています。

――1件もないのは素晴らしいことですね！保護者の方との関係性づくりで、普段意識されていることはあるのでしょうか？

毎朝、理事長や私（園長）が園の前に立って挨拶をするようにしています。

そうすると、何かあったときにすぐ話していただけるんですよね。改まって呼び出すのはハードルが高いけれど、日々のコミュニケーションがあることで、信頼関係が築かれているのかなと思います。

――普段の関係性づくりが肝心なのでしょうね。最後になりますが、夢ふぉとでのアルバム制作をご利用されてのご感想をお聞かせください。

毎年素敵なアルバムをありがとうございます。最初の頃のアルバムも全て保管しているのですが、見返すとこういう時期もあったねと懐かしくなり話に花が咲きます。

アナログだからこそ、こうして子どもたちの楽しい思い出を形に残せると思うので、今後も夢ふぉとさんでアルバム制作をお願いしようと思います。

【編集後記】変わらぬ安心感を、これからも

15年間ご利用いただいていますが、直接ゆっくりとお話を聞けたのは初めてでした。その中で、大変満足しているという嬉しいお言葉をいただけて率直に嬉しく思います。

園舎の写真撮影中、外で元気な3歳の園児さんとそのご家族に偶然お会いしました。その子は「先生〜！」と笑顔で話しかけており、先生方と子どもたちの普段の関係性が垣間見え、とても心温まりました。また、理事長先生と園長先生は最後に手を振って我々をお見送りくださいました。

取材の中で感じたのは、先進的な教育方針を取り入れつつもアナログにこだわった本質的な学びへの追求、伝統的な布表紙での製本としっかりと愛情がこもった内容のアルバムづくりです。
デジタル化が進む中で、夢ふぉともアナログの卒園アルバムを制作する業者として、深い考え方を持つ園様のアルバムを担当させていただいていることに名誉の思いです。

私たちは普段、電話やメールの業務的なやり取りが中心で、アルバムを通してしか園のことを知る機会がありません。今回のように園の皆様の想いをしっかりと理解することで、より良いアルバムをお届けできるのではないかと、改めて感じました。

IBKの先生方、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。