社会福祉法人 真清福祉会 かえで保育園

30ページの大作アルバムは、美しさと主体性を重視する園作りから生まれた子どもたちへの深い愛情から

導入テキストが入ります。

今回インタビューを受けてくださったのは、職員や保護者にとっても居心地の良い空間作りを心がけているというかえで保育園の園長先生。
海外での研修を経て、先進的な保育手法やアプローチを取り入れ、美しさを知り主体性を育んでほしいという想いがアルバム作りにも反映されていました。

「はめ込むだけでできる」アルバム制作が楽になった

はじめは園長ひとり一週間で原稿を作りきった

――30ページの写真カラーページがある卒園アルバムは珍しいです。
どのように制作されているのでしょうか?

夢ふぉとさんで作ることになった初年度から私が作っているんです。
最初は1週間で作り切りました。

当初は写真の枚数も少なかったですし、忙しかったのでわけもわからずに作ったという感じ。

レイアウトは最初に作ったものを次の年も引き継げるし、慣れてきて載せたい写真の枚数も多くなってきましたが、はめ込むだけ。
もう本当にはめ込むだけなのでここ何年間はすごく楽に作れています。

――写真の枚数もですが、子どもたちの笑顔が引き出されている写真が多いですね。

1クラスに1台ずつiPhoneを用意しているので、職員が日常的にたくさん写真を撮るんです。

写真は多いですが、普段はCoDMONでの販売用にも写真を撮っていて、クラスごとのフォルダーに分けて整理してあるので、そこから選んで入れられるのでとても楽です。

去年までは掲示で写真販売していたので、コドモンさんと夢ふぉとさんが提携してくれているので良かったなと。

保護者としてアルバム委員の経験。保護者への思いやりからアルバムは園の仕事に。

――園長先生が作られていることに保護者さんからはどんなお声がありますか?

実は保護者として10年以上前にこの姉妹園に息子を預けていて、アルバム委員をやったことがあったんですよ。

昔はお母さんたちが自分たちの写真を何枚かずつ持ち寄って、切り貼りして業者に原稿を出してという流れでした。
楽しかったんですけど、やっぱりめんどくさいなっていうのが正直なところで。

この園ももとは公立だったので保護者が集まってアルバムが作られていました。その頃は業者に頼まずに手作りだったと思います。

やっぱり見ていて大変そうだったんですよね。
民営化されて私が園長として就任してから、これは私が変えたいなと思いました。

――夢ふぉとでアルバムを作るにあたって苦労されたことはありますか?

マニュアルいらずで作れるらくらく制作ソフト

1番最初はどういう風にしようかなってやっぱり悩みましたけど、もともと紙で作ってる部分はあったので、テンプレートを使ってマニュアルも見ずに作れました。

私は家電製品でもマニュアルは読まない性格なのですが、そんな園長先生でもとりあえず作れちゃいます。

園全体が自然豊かで趣のある穏やかな雰囲気で満たされていました。

保護者さんには私が作ってるので同じ写真2枚使ってても許してねって伝えたりしてます(一同笑い)
保護者さんも「そんなの全然大丈夫ですよ」って言ってくださるんですよ。

でも、同じ写真を使っているときに教えてくれる機能でミスもなくなっています。

幼児教育を学び、自身で園を持ちたいという念願が叶って

――保護者様と良い関係が出来ているんですね。いくつかのインタビューを通じて、良いアルバムを作られている園は保護者様との関係が良いという共通点がありました。

保護者さんとの関係が良いのは大事ですよ。子どもの周りにいる大人が仲良くなかったら、子どもたちは世の中が良いところだって思わない。

なのでまずは職員が居心地が良い職場であること、そしてお迎えに来る保護者さんも仕事帰りで疲れていたりするので気持ちの良い空間を作ってあげたい。
お子さんが熱を出してお迎えに来てくれた保護者さんに対しても、「すみません」ではなく「ありがとう」と声をかける。

大人もそれで肯定されるし、それが子どもたちへの接し方にも連鎖していくと思うんですよ。

――細かいところから園の雰囲気は出来上がっていくんですね。

兄弟全員がこの園の出身なんですが、世界の保育を学んで自分の理想とする園を作りたいと願っていたところ民営化が決まり、念願叶ってこの園を持つことになりました。

お昼寝をする部屋には探し回って取り寄せたという投影機。日本にはなかなか残っていないそう

しきたりにとらわれず、職員や子どもたちが気分良く過ごせる美しい環境には特にこだわっています。
職員にも自分の子どもや姪っ子をこの園に預けている方もいらっしゃいます。

――自分の子どもを預けられることがこの園が良い園だという証ですね。

子どもを第一に考えた先進的な取り組み

――内装や園庭も保育園っぽくない雰囲気でオシャレですよね、どのように園作りをされているんでしょうか?

研修のために訪れたイタリアやロサンゼルスなど、世界の保育に触れて、日本では当たり前になっていないことでも子どもたちのためになると感じたことは積極的に取り入れています。

最近ではイタリアのレッジョエミリアという保育アプローチを取り入れて、子どもたちの主体性を育み、それを実現できる美しい環境を整えるようにしています。

美しい場所で働いてほしいと、職員室の壁にもアートを描いてもらっている

美しさの授業というものがあって、毎日行く保育園が美しかったら自分の人生が始まった子どもたちが自分で美しい環境を作り出せるという考え方なので、
できるだけ自然なものに触れてもらうために、植樹をしたり、木や石など自然物の素材を子どもたちの周りに置いたりしています。

変わっていく保育現場に求められるアルバムのありかた

――アルバムも保育園っぽくないデザインに仕上がっていますね。

日本ではカラフルでポップでかわいい系のデザインを多く見かけるんですが、私は違和感を持っていて、単に私の好みがシンプルやシック、ナチュラルな物が好きということもありますが…。

園庭にはこだわった遊具と植えられた樹と自然がいっぱい。

らくらく制作ソフトにも、そういうデザイン素材をもっと増やしていただきたいなと思います。

――ほかの園様でもそういったご意見をいただきました。今年らくらく制作ソフトの素材追加で実現したいと思います!

アルバムが持つ価値と保育との共通点

――先進的な取り組みを多くされていますね。弊社もアルバムではなく子どもたちの宝物を作るというミッションを掲げているので、そういった園様に弊社を選んでいただいてることが嬉しいです。

子育ても同じで保育園もそうなんですよ。
保育園って今すぐ結果が出るものではないじゃないですか。

子どもたちが大人になって自分の生きたい人生を歩んだときが、私たちのやってきたことの結果が現れるときなので。

このアルバムも、今もらって価値が大きいものではないかもしれないけど、20年後30年後、大人になって人生いろんな辛いことやしんどいことがある。
でも子どものときってこんなに楽しかったよねとか、アルバムを見返したときに感じたらまた頑張ろうって力になったり。

自分ってこういうことが好きだったんだなとか、例えば警察官になりたいって書いてる子が警察官にならなかったとしても、人を助けたいとか正義感があったんだなとか、今の自分とつながったりしたらすごくいいだろうし。

特にこの子どもたちのページは、振り返ったときの自分が小さいときにこんな風に思ってたんだというのが記録に残ることになるのでとても素敵だと感じます。

おわりに

理想とする園作りだけにとどまらず、アトリエの開設やこども食堂の運営、父親の会の企画など、考えたことをパワフルに実行する園長先生のお話に、スタッフが初めて知る園作りの考え方にたくさん触れることができました。

そして業種は違えど、「卒園アルバムを作るのではなく、子どもたちの将来の宝物を届ける」という、夢ふぉとが掲げているミッションは、子どもたちのことを第一に考えた取り組みをする園様と共通する想いで作り上げていくものだと再認識することができました。

かえで保育園の先生方、取材のご協力ありがとうございました。

image

サンプルセットをお届け!

サンプルアルバムに商品カタログと制作ガイドをセットにしてお届けします。
無料サンプルセットは早ければ即日発送でお届けしています。
お気軽にお問い合わせください。

無料
サンプルセットをお届け!

お見積もり依頼・無料の資料請求(カタログ/サンプルアルバム)はこちらから

image