山王保育所さま
形は変わっても“手作りの心”はそのままに。オリジナルで彩る、世界にひとつの卒園アルバム。
かつては、保育士が一冊ずつ手作りしていたという山王保育所の卒園アルバム。
園児数の増加を機に制作方法を見直すことになりましたが、手作りの温かさやオリジナル性は大切にしたいという想いが強くありました。
保育士・保護者・子どもたち三者の想いがつまったアルバムづくりについて、園長先生と制作を担当された先生方にお話を伺いました。

導入のきっかけは「手作りの限界」と「懐かしさ」
――今年度も夢ふぉとのアルバムをご利用いただき、ありがとうございます。最初に夢ふぉとのアルバムを導入いただいたのは2021年度でしたが、それ以前はどのように卒園アルバムを制作されていたのでしょうか?

園児の数が増えて手作りから業者制作に切り替え
園長:
以前は完全に手作りでした。ずっと公立園だったので、人数も少なかったですし、保育士たちが一冊一冊手作りしていました。
ただ、園児数が増えたことで、手作りで作るとなると結構な労力がかかってきて…。
なんとかならないかなと感じていたときに、夢ふぉとさんのアルバムと出会ったんです。
――ありがとうございます。導入の決め手はどんなところでしたか?
園長:
アルバムを見たときに、なんだか懐かしいなって思ったんです。
自分たちが小学校の頃に見ていたようなスタイルで、馴染みもありました。
年表が載っていたりして、「あの時こうだった」っていうのが残るのも単純にいいなって。
元々手作りだったからこそ惹かれた“オリジナル”
――夢ふぉとのアルバムでは、共通ページに加えてパーソナルページがあるのですが、そのあたりも導入の決め手になりましたか?
「パーソナルページ」とは
卒園・卒業アルバムの中に、お子さま一人ひとり違う内容で差し込まれる特別なページ。
無料の追加オプションです。(※一部有料コースがございます)
園長:
そうですね。やっぱり一人ひとり違うパーソナルページが入れられるっていうのは魅力的でした。
子どもたちにとって、全員が全員同じものではないっていうのがとてもいいなと。
あとは白ページがあるのも良かったですね。お母さんたちがメッセージを書いたり、寄せ書きみたいに使えたり。
オリジナル感を全体的に出せるようなアルバムになっていたのは大きいです。
子どもたちへの思いがこもった特別なアルバム
こだわって制作した記念になる一冊
――アルバムの制作は、どなたが担当されているのでしょうか?
園長:
毎年、年長クラスの担任が中心になって制作しています。

A先生:
ベースとなる背景が豊富で、決め切れないくらい本当にいろんな種類があるなと思いました。
慣れるまでは手探りだったんですが、やっていくうちに「もっとこうしたい」が増えてきて、最終的には楽しくなりました。
園長:
かなりこだわってたね(笑)
A先生:
こだわりました(笑)
将来の夢ページは去年のものを見つつ、ちょっと違うのを作ってみたいなと思ったので、特にこだわりました!
子どもたちが喜んでくれたらいいな、記念になる一冊になればいいなと思って作らせていただきました。
――表紙には毎年異なるデザインを使用されていますが、そこにもこだわりがあるのでしょうか?

園長:
どの年度のアルバムなのか、わかるように変えとこうかと思って変えています。
A先生:
ご兄弟がいらっしゃる方とか、違うデザインだとわかりやすいでしょうね。
B先生:
表紙のデザイン増えましたよね。私が作った年はこのデザインはなかった。
園長:
デザイン被るようになっちゃうと困るよね。
B先生:
はい。増えていってもらわないと!(笑)
アルバムで“音”も“動き”も残す——子どもたちの今を記録
園長:
最近はQRコードを使って、園児たちが歌っている園歌の動画もアルバムに入れてるんですよ。
――えっ、動画をですか?

園長:
動画をYouTubeに限定公開して、それをQRコードにして貼ってるんです。扉ページには画像が入らないので、共通ページに無理やり貼りました。
できれば、園歌を載せている扉ページに一緒に貼りたかったんですけどね。
――こういう使い方もあるんですね。素敵です!
園長:
ありがとうございます。アルバムって普通は静止画だけですけど、こうすれば動画も残せていいなと思ったんですよね。
先生からのお祝いメッセージが動画であっても面白いかもしれないですね。
――いいですね。そういったページの工夫で、毎年少しずつ進化しているのですね。
パーソナルページに込めたおめでとうが子どもたちを笑顔に


――一工夫も二工夫もされているアルバム。卒園式当日に手渡されるとのことですが、お子さんたちの反応はいかがでしたか?
園長:
その場ですぐにアルバムを開くということはないんです。お家に持って帰ってからじっくり見てるようです。
A先生:
「写真見たよ!」「赤ちゃんのときの写真があった!」って嬉しそうに話してくれる子もいました。
自分がたくさん写っているのがすごく嬉しかったみたいですね。

園長:
共通ページはどうしても5歳の時の写真が多くなってしまうんですよ。でも、保育所って0歳の時からいる子もいて。
パーソナルページだと、保護者の方が赤ちゃんの頃からの写真も入れられるので、だんだん成長していく感じをみれるのもいいなと思いますね。
――パーソナルページの制作は、保護者の方にお任せされているんですね
園長:
はい。うちでは最初から保護者の方にお願いする方針でやっています。
姉妹園では保育士が作ってるところもありますが、それはかなり大変そうで。
作業量が膨大なので、私は最初から「保護者に任せよう」と決めていました。
A先生:
お母さん方に説明する際には、子供さんたちに向けたメッセージを添えてあげたり、おめでとうっていう気持ちで作ってあげてくださいとお伝えしています。

「大変そう」って思われることもありました
――ご説明される際に、保護者の方から大変そうというお声はありませんでしたか?
園長:
初年度の保護者の方からはありませんでした。ただ、年度によってはそう思われる方もいらっしゃってなかなか進まないこともありましたね。
B先生:
そうですね。今年のお母さんたちは本当に締切ギリギリでしたね。

園長:
夏休みの宿題みたいになってました。
B先生:
まさにそんな感じです(笑)
催促して、催促して、これはもう間に合わないんじゃないかと思っていて。
締切前日になって「できました!」ってこともありました。
園長:
喜んですごくやってくれる人が多いんですが、ちょっと面倒くさいかなって思うような人も中にはいるのかなと思ってます。
でも僕は、その作ってくれるっていう行為自体がなんだか嬉しくて。

園に残しておきたいパーソナルページ
――先生方で出来上がってきたパーソナルページを見て、感想を言い合うこともあるのでしょうか?
A先生:
ありますね。「これいい〜!」って。
園長:
あの人の、凝っててすごかったよなとか。
B先生:
こういうの作るのが好きなんでしょうね。
園長:
ただ、パーソナルページはそれぞれのアルバムだけに載るので、園には残らないんですよ。
確認用にpdfで印刷はできるので、それは残してるけど、年度ごとにパーソナルページだけをまとめた本が園用に欲しいなと思います。
――確かに。パーソナルブックみたいなものがあってもいいかもしれませんね!
制作の中で感じたリアルな声をお聞きすることができました
――らくらく制作ソフトを使ってご制作いただいていますが、使用された感想はいかがですか?
園長:
一から写真を引っ張ってこないといけないのが結構大変な作業ですね。
A先生:
スマホからPCに写真を移すのも手間ですよね。
スマホで写真を撮る人がほとんどだから、手間を感じたお母さんもいらっしゃるかもしれない。
園長:
使う写真を探し出す作業はどうだった?
A先生:
私はイベントが終わるたびに集めて分別していたので、そこまで大変ではなかったですね。

B先生:
私は写真を大きくできなかったことが割とあって。
こうしたいって自分で思ってるようにはいかなかったですね…。
――拡大しすぎると製本時に画像が粗くなってしまうため、それを防ぐための「拡大アラート機能」が備わっています。一定以上の拡大はできないよう制限をかけさせていただいています。
B先生:
ああ〜!なるほど!そういうことだったんですね。
園長:
他には、フォルダに集合写真を入れるだけで、自動的に写真が配置されると楽だろうなって思いますね。
でも、手作りしてた頃に比べたら随分楽になったなと思っています。
――貴重なご意見ありがとうございます。
こんなのあったらおもしろい!先生たちの自由な発想
――他にこういうことができるといいなというものはありますか?
園長:
最近よくあるじゃないですか、アプリで撮った写真が「10年後・20年後・30年後の顔になります」とか、「もしこの子が男の子だったら?女の子だったら?」って変換できたりするやつ。
ああいうのもアルバムに取り入れたら面白いかなって思うんですよ。
アルバムってずっと残るものだから、20歳のときに実際の顔とAI予測の顔を見比べてみるとか。
そんな楽しみ方もできるかもしれませんよね。
A先生:
立体で何か浮き上がってくるとかもいいですよね。
当時の動きが再現されたりして、思い出がまたよみがえるかもしれない。
園長:
あとは…鏡つけるとか!アルバムのページに一枚、こう、鏡。
“鏡ページ”ってどうですか(笑)
――鏡ですか!?その発想はなかったです(笑)

ページをひらけば、自然と笑顔になれる
園長:
やっぱりアルバムって、開いた瞬間に笑顔になりますよね。
「懐かしいな」「かわいいな」っていう気持ちが自然と出てくる。
A先生:
めっちゃかわいい。かわいい…かわいいなぁ
――笑顔が伝染していますね
A先生:
いつも笑顔をいただいてます!

――ご自身のアルバムよりもご覧になられているのでは?
B先生:
そうですそうです(笑)
園長:
開くとやっぱりいいよね。
今は普段アルバムを作るなんてことはしないでしょう。スマホで写真を撮っても写真フォルダに入ってるだけで。
でも、やっぱり違うんですよね。
過去の写真を振り返って、想いを込めて。こうしてアルバムにするだけで、大人になった時にすごく愛を感じると思うんです。
アルバムを通して「想い」が形になるっていうのは、すごく大切なことだと思います。

未来の笑顔を思い描きながら
インタビューを通して、先生方や保護者の皆さまが子どもたちのために込めた想いと工夫の数々に触れることができました。
どんなに時代が変わっても、「大切な時間を形に残したい」という願いは変わらないもの。そんな願いに私たちが少しでも寄り添えていたら嬉しく思います。
これからも、笑顔がこぼれる一冊を届けられるよう努めてまいります。
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